~年齢を重ねても、自分の歯で快適な生活を~
こんにちは、ソアビル歯科医院です。
「もう虫歯はできにくい年齢だから大丈夫」そう思っていませんか?
実は、高齢者の虫歯は年々増加しているんです。
特に問題なのが、**根面う蝕(歯の根元の虫歯)と二次う蝕(過去の治療部位に再発)**です。
進行に気づきにくく、発見が遅れると抜歯に繋がることも…。
そこで今回は、高齢者特有の虫歯リスクと、その具体的な対策について、わかりやすくお伝えします。
🧓 高齢者に虫歯ができやすい理由
- 歯ぐきが下がって歯の根が見える(根面露出)
→ 根の部分は酸に弱く、虫歯菌に侵されやすい - 唾液の減少(口腔乾燥)
→ 抗菌作用が弱まり、虫歯菌が繁殖しやすくなる - 過去の治療部位の劣化(二次う蝕)
→ 詰め物やかぶせ物のすき間から再び虫歯になる - 自分でのケアが難しくなる
→ 視力低下や手先の動きの衰えで磨き残しが増える
✅ 具体的な虫歯対策
① 高濃度フッ素入り歯みがき粉の使用(1450ppm)
- 毎日朝晩2回、歯みがきの後は軽く1回だけすすぐ
- 歯ぐきが下がっている方は、根元を意識してやさしく磨く
② フッ素塗布・ジェルの定期使用
- 歯科医院での定期的なフッ素塗布(3〜6か月ごと)
- 自宅でのフッ素ジェルの夜間塗布も効果的
③ 口腔乾燥対策(ドライマウス予防)
- 水分補給をこまめに行う
- 唾液腺マッサージや保湿ジェル、口腔用スプレーの使用
- 舌の運動や軽い会話も効果的
④ プラークコントロール(歯垢の除去)
- 磨き残しやすい歯の根元やブリッジの下を重点的に
- 電動歯ブラシやタフトブラシ、フロス・歯間ブラシを活用
⑤ 食習慣の見直し
- 間食の回数を減らす
- 甘い飲み物(ジュースや缶コーヒー)を控える
- 寝る前の食事や糖分摂取は避ける
🏥 ソアビル歯科医院でできること
- 定期検診での根面う蝕や二次う蝕の早期発見
- フッ素塗布やクリーニング(GBTなど)
- ブリッジ・入れ歯周囲の磨き方指導
- 唾液の量・口腔機能のチェックとトレーニング
👪 ご家族・介護者の方へ
ご高齢のご家族がいらっしゃる方は、「お口のケアは全身の健康に関わる」という意識を持っていただくことが大切です。
- 毎日の歯磨きの見守り
- 定期的な通院のサポート
- 入れ歯の清掃確認 など
🌟 まとめ
高齢になっても、虫歯予防の基本は“毎日のケア”と“歯科でのチェック”のダブルアプローチです。
歯を失うと、噛む力や栄養摂取、会話、生活の質全体に影響します。
ソアビル歯科医院では、
その方の生活状況に合わせた**「オーダーメイドの虫歯予防」**を提案しています。
一生自分の歯で食べる・話すために、今からできることを始めましょう。
📌フッ素ケアや虫歯予防プログラムについて詳しく知りたい方へ
→ お気軽にお問い合わせください。
→ パンフレット・図解資料もございます(ご希望の方にはPDFで配布も可能です)