🧶 筑波大学「雙峰祭」で出会った一つの作品
先日、筑波大学の学園祭「雙峰祭(そうほうさい)」を訪れました。
学生たちの自由な発想と探究心にあふれる空間のなかで、
ひときわ印象に残ったのが、赤い糸で作られた言葉――**「纏る(まとる)」**という作品でした。
壁には糸で形作られた球体が浮かび、そこから細い糸が“纏る”という文字と結ばれています。
まるで人の思いや関係が、空間の中で静かに呼吸しているような、
不思議なあたたかさを感じました。

💬 「纏る」という言葉に込められた意味
「纏る(まとる)」とは、包み込む・つながる・寄り添うという意味を持つ言葉です。
糸が何かをやさしく包みこみ、ほどけずに支える様子を思い起こさせます。
私たちの診療も、この「纏る」という行為に近いかもしれません。
痛みや不安を抱えた患者さんを、
ただ治療するのではなく、心ごと受け止め、包みこむ。
焦らず、否定せず、寄り添いながら少しずつ信頼を結んでいく。
そうしてはじめて、患者さんが“安心して笑顔を見せてくれる瞬間”が訪れます。
そのとき、私たちは医療という仕事の根本にある「人と人のつながり」を思い出すのです。
🌿 医療もまた、人を纏う営み
糸を結ぶように、心を纏うように。
その小さな積み重ねが、医療をやさしく、確かなものにしていきます。
筑波大学のキャンパスで見たこの作品は、
私たちが日々の診療で大切にしている「誠実さと思いやり」を、
あらためて形にして見せてくれたように感じました。
📍ソアビル歯科医院
足立区竹ノ塚の歯科医院として、
私たちは「誠実さと思いやりをもって、上質な歯科医療を提供する」ことを理念としています。
どんな小さなことでも、お気軽にご相談ください。









