先日の記事をわかりやすく書いてみました
✴️ 歯みがきって、本当にできてる?
〜毎日磨いてても、歯ぐきが腫れちゃう人へ〜
こんにちは、ソアビル歯科医院 院長の鈴木です。
今日は、よくあるこんな声からお話を始めたいと思います。
「毎日歯を磨いているのに、歯ぐきが赤くなる」
「歯磨きしてても血が出る」
「歯医者で『もっと磨いてください』って言われるけど…どうすればいいの?」
こうした声は、とても多いです。
そして実はこの“モヤッと”した感じ、ちゃんと理由があるんです。
◆ “磨いているつもり” と “磨けている” は違う
私たちは毎日、何気なく歯みがきをします。
朝起きて、夜寝る前に。
“日常のルーティン” になっている。
でも、これが
「生活の中で安定して汚れを落としている」
にまでつながっているかというと、
実は違う場合がけっこうあります。
これは昔の研究でも示されています。
◆ プラークは静かに炎症を起こす
1965年のとてもシンプルで分かりやすい研究で、
“歯みがきをしばらくやめる”
とどうなるかを調べた実験があります。
その結果、わずか10日ほどで
歯ぐきが赤く腫れてくる人がほとんどになり、
また歯みがきを再開すると元に戻りました。
つまり、
➡ 歯に付く汚れ(プラーク)が原因で
→ 歯ぐきが炎症を起こす
ということがしっかり示されたんです。
毎日磨いていればOK、
じゃなくて、
プラークを確実に減らせているかどうか
が大事なんですね。
◆ “磨く頻度” だけじゃない
じゃあ、どれぐらい磨けばいいの?
というと、別の実験では、
2日以内にプラークをしっかり落とせれば炎症を防げる
という結果が出ています。
これを聞くと、
「じゃあ1日1回でいいんだ!」
と思うかもしれません。
でもここに落とし穴があります。
その“しっかり”というのが、
実際には簡単じゃない、ということ。
ある研究では、
日常的な歯みがきの後でも、
平均して汚れが40〜60%しか落ちていない
という報告があります。
つまり、
「磨いたつもり」でも
実際にはけっこう残っている、
というのが多くの人の現実なんですね。
◆ 歯ぐきは正直です
炎症って、痛みが出ないことが多いです。
歯ぐきが腫れたり、血が出たりしても、
「まあ、いつものことだし…」
「痛くないから大丈夫だよね」
とそのままにしてしまいがち。
でも、歯ぐきは静かに教えてくれているのです。
「ここに汚れが残っているよ」
「もう少し丁寧にケアが必要だよ」
と。
そして積み重なると、
知らず知らず骨(歯を支える部分)が失われてしまうことがあります。
だから、ただ「毎日磨いています」という事実だけではなく、
どれぐらい落ちているかを知ることが大切。
そのために私たちは、
✔ 染め出しで見える化
✔ 数値で評価(PCRなど)
✔ 一緒に方法を工夫
を大切にしています。
◆ 「正しく磨けている」を一緒につくる
「歯みがき」は、才能でもセンスでもありません。
むしろ、
“自分に合ったやり方を見つけること”
がいちばん大切です。
例えば、
・忙しい朝はどこを磨くか
・夜のブラッシングで気をつけるポイント
・歯ブラシの持ち方
・歯間ケアの入れどころ
そうした細かなコツは、
一緒に確認しながら身につけられます。
だって、
暮らしの中で続けられることがいちばん大事だから。
◆ 歯ぐきはあなたの“健康のバロメーター”
歯ぐきが教えてくれることは、
お口の健康だけじゃありません。
全身の健康や、生活習慣とも関わっています。
「歯ぐきが腫れる」
というサインは、
➡ 日々のケアを振り返るチャンス
➡ あなたの生活全体を見直すきっかけ
➡ 将来の健康につながるヒント
でもあるんです。
だから私たちは、
ただ治療するだけじゃなく、
寄り添って、丁寧に、一緒に考える
ことを大切にしています。
もしこの記事を読んで
✔ 「もっと知りたい」
✔ 「具体的なケア方法が知りたい」
✔ 「自分の磨き方をチェックしてほしい」
と思われたら、ぜひ気軽にご相談ください。
歯ぐきは、あなたの健康の大切な声です。
私たちは、その声に耳を傾けながら、
これからも丁寧な診療を続けていきたいと考えています。








