2022.12/2

コロナに負けない免疫力・歯磨き入門編。

★コロナに負けない免疫力・歯磨き入門編。患者さんリスクや特徴に合わせた歯ブラシの選び方!★
 

①むし歯リスクが高い・銀歯や被せものが多い→ラウンド毛がおすすめ!
 しっかりと歯面に当たる面積があります。プラーク除去できる。

 硬さは普通の硬さが良いです!
やわらかめのタイプだと、プラーク除去率が低下しやすくなります。

特に、唾液の分泌量が少ない方、口呼吸している方はプラークがべったりと硬くなりがちです。

したがって普通の硬さのタイプを選ぶか、やわらかめの場合はブラッシング時間を長めにすることが必要!


②妊娠中の「つわり」や歯ブラシ入れると『おえっ』ってなる方→ヘッドが薄いタイプがおすすめ!
 口の中は非常にデリケートで髪の毛が入っても直ぐに分かりますよね。

無理して開口せずに磨けます。

 ヘッドが薄いタイプの方が奥歯まで磨きやすくなります。

頬側は口を開けずに噛んだままでも可能です。

 
③歯周病リスクが高い・歯茎が腫れやすい

テーパード毛

毛先が細くなっているテーパード毛は、歯周ポケットに入りやすく、

ポケット内のプラーク(生きた細菌の塊)除去に向いています!

ただしブラッシング圧に気を付ける必要があります。

ブラッシング圧が強いと歯周ポケットに毛先が入り込みすぎると歯茎に痛みが出る場合もあります。

歯茎が腫れて痛みがある場合、硬さはやわらかめがおすすめです。

歯ブラシの動かし方や挿入角度などは歯科衛生士に聞いてくださいね。



 

 ④手が不自由・握力がない・高齢者太めのハンドルがおすすめ!


 このタイプの患者さんはハンドルが太めの歯ブラシの方が握りやすいです。

細かく丁寧にみがくことは難しいですが、全体にざっくりと広範囲に磨けます!

また、歯ブラシを動かすことによって唾液腺を刺激し、唾液が出やすくなりますよ。

無理のない範囲でリハビリを兼ねてみがいてもらうことも大切です
 (仕上げ磨きは必要です。)