2025.5/30
【虫歯予防の強い味方】フッ化物(フッ素)の種類と使い方
こんにちは、ソアビル歯科医院です。
今回は、「フッ素っていろいろ種類があるの?」という疑問にお答えします。
実はフッ素(正しくはフッ化物)は、虫歯予防にとても効果的な成分。
でも、フッ化物にはいくつかの「使い方」と「種類」があり、年齢や生活スタイルに合わせて選ぶことがとても大切です。
🦷 フッ化物とは?
フッ化物は、歯のエナメル質を強くして、虫歯菌が作る酸に負けない歯をつくるための成分です。
虫歯予防の「三本柱(食生活・プラークコントロール・フッ素)」のひとつとも言われています。
📌 フッ化物の主な種類
① フッ素入り歯みがき粉(市販)
- 毎日のケアに欠かせません!
- 濃度はお子さんなら500〜950ppmF、大人は1450ppmFが主流。
- ポイントは「すすぎすぎない」こと。
→ フッ素が口の中に残って効果UP!
② フッ素洗口(うがい)
- 小学校や家庭で行われることが多い方法。
- うがいできる年齢(だいたい5~6歳~)から使用可能。
- 特に虫歯のリスクが高いお子さんにおすすめです。
③ 歯科医院でのフッ素塗布
- 濃度の高いフッ素を、定期的に歯科医院で塗布します。
- 3〜6か月ごとに行うことで、歯をしっかり守ることができます。
- 小さなお子さんから大人、高齢者まで適応可能。
④ フッ素ジェル・フォーム(ホームケア or 歯科)
- 自宅でのセルフケアに使う方も増えています。
- フッ素濃度の高いものは、歯科医の指導のもと使用しましょう。
👪 年齢別・おすすめのフッ化物使用法
年齢 | 歯みがき粉 | フッ素洗口 | 歯科での塗布 |
---|---|---|---|
~2歳 | 500ppmF(米粒大) | × | 必要に応じて◎ |
3~5歳 | 950ppmF(えんどう豆大) | △(できれば) | ◎ |
6歳~大人 | 1450ppmF(1cm程度) | 〇 | ◎ |
🌟 フッ素のメリットは?
- 歯を強くして虫歯になりにくくする
- 初期虫歯を修復(再石灰化)する力をサポート
- 子どもだけでなく、大人の根面う蝕(根元の虫歯)予防にも効果的
⚠ よくあるご質問:フッ素って安全?
はい、正しい使い方をすればとても安全です。
日本小児歯科学会や厚生労働省も、フッ素の予防効果と安全性を認めています。
✨ まとめ
フッ化物(フッ素)は、年齢や生活スタイルに合わせて使い分けることで、
一生虫歯ゼロを目指す強い味方になります。
当院では、お子さまにも大人にも、それぞれに合ったフッ化物の使い方をご提案しています。
フッ素塗布やホームケアのアドバイスもお気軽にどうぞ!
🏥 ソアビル歯科医院では
- フッ素塗布:予約制(お気軽にご相談ください)
- ご家庭でのケア指導も行っております
- 定期検診とフッ素のダブル効果で、虫歯ゼロをサポート!